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開頭手術の痕

  • balaine3
  • 9月4日
  • 読了時間: 1分

22年前に当時の県立日本海病院で院長が執刀したクモ膜下出血の患者さんが、入所中の施設のベッドから転倒し頭部を打撲したと来院。

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頭部レントゲンと脳MRIを撮影しましたが、外傷による問題はありませんでした。22年前のクモ膜下出血と手術の痕跡の残る脳MRIよりも、開頭して傷を閉じた頭部レントゲンの方が興味深かった。綺麗に骨が固定されていて、表面からは注意深く見ないと手術の跡も分かりにくく、レントゲンで破裂した脳動脈瘤に掛けられた脳動脈瘤クリップがわかりました。場所からすると左内頸動脈後交通動脈分岐部と考えられます。 22年前の恋人にあったような、懐かしく、少し切ない気持ちになりました。

 
 
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